「御田八幡神社」を越えて歩いていくと、歩道橋のある大きな交差点。ここが「札の辻」です。この「札の辻」という名前は、全国各地に見られますが、そのほとんどがかつて高札場があったところについた地名であるとされています。高札とは、お上によって決められた法令を板に書いて立てて、広く民衆に伝える場所であったとされ、多くは交通量の多い場所や港、街の入口などに作られたといいますから、先に出てきた「高輪大木戸跡」同様に、いかにこの辺りが江戸の中でも交通の要所であったのかを感じられます。
「札の辻」を右折し、東海道新幹線も通る線路の上を走る「札の辻橋」を越えます。じきに見えてくる運河の上にかかるのが「藻塩橋」です。端の手前の道を左折し、コンビニエンスストアの駐車場から、運河脇の緑地帯に入れます。
この「新芝運河沿緑地」は、かつてこの辺りの地名の由来ともなり、江戸時代の海水浴の名所だった「芝の浦」が持つ、水と親しむ文化を後世に残そうと、運河に沿って作られた遊歩道です。
平成13年度には手づくり郷土賞も受賞し、近隣住民の憩いの場所として、天気の良い日にはベンチでのんびり過ごす人々の姿が見られます。水辺の近いつくりに加え、路肩に植えられた綺麗な花々が、季節に応じて咲き乱れる姿は、徒歩ならではの味わいです。
ここまで来れば、田町駅はもう目の前です。東口にあたる、この辺りはたくさんの飲食店や小売店が並ぶ「芝浦商店会」です。そのまま、道なりにまっすぐ進むと、大きなロータリーのあるJR「田町駅」が見えてきます。
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