一本道を歩いていくと、味の素が運営する「食とくらしの小さな博物館」が見えてきます。
そのすぐ先、同じく右手にあるのが「ゆうれい地蔵」でおなじみの「光福寺」です。江戸時代、この辺りは門前町として栄えていましたが、その中の一軒の飴屋に毎日飴を買いにくる母子がいます。雨の日なのに傘も差さずに帰ってゆく姿を不審に思った店主が後をつけると、母子は「光福寺」に入っていきました。後日、光福寺の住職と共にまた後をつけると、今度はこの地蔵の前で姿を消したのだそうです。そこで、住職が毎日供養をすると、母子が姿を現すことはなくなったのだとか。足の無い、正に「ゆうれい」と言う地蔵は珍しいので、ぜひご覧になってみてください。
そのまま道なりに歩いていくと、「高輪消防署二本榎出張所」が見えてきます。昭和8年に完成した、望楼のあるアールヌーヴォー風の美しい建物で、新築当時は周囲に高い建物が無かったため、「陸の上の軍艦」「灯台」などと評されたのだそうです。庁舎の三階には防災教室・防災資料室を設置してあり、住宅用の火災警報器や転倒防止器具など様々な展示が見られます。
消防署のちょうど反対側、道路の左手には地名の由来ともなった二本の榎「二本榎」が立っています。当時は高さ10mにもなるかという大木が生えていたようですが、火事で消失したため、現在は後に植え付けられたものが残っているそうです。
この辺りが、「メリーロード高輪」(商店街)です。この商店街に入ってすぐ、右手にある「承教寺」には江戸時代、狩野派として活躍した画家、英一蝶(はなぶさいっちょう)のお墓もあります。
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