| リレーションシップバンキングとは、 金融機関の経営手法の一つであり、 長期的に継続する取引関係の中から、金融機関が借り手企業の経営者の資質や事業の将来性等についての情報を得て融資を実行することをいいます。リレーションシップバンキングが本来の機能を発揮すれば、貸出しに当っての審査コスト等が軽減され金融の円滑化が図られ、リスクを適切に反映した貸出しの実施や借り手の業績が悪化した場合の適切な再生支援等により、貸し手・借り手双方の健全性の確保が図られます。
わが国のリレーションシップバンキングの現状を見ると、中心的な担い手である 中小・地域金融機関(地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合) においては、審査能力等の不足、借り手企業の弱体化、地域経済の厳しい現状等を背景に、リスクに見合っていない金利設定や不採算取引の継続などを余儀なくされ 収益力の低下、財務体力の低下が著しい状況 にあります。
このため 中小・地域金融機関の健全性を確保し、 リレーションシップバンキングの長期にわたる持続可能性を確保することが借り手の中小企業にとっても、預金者等にとっても重要課題となります。こうしたことから、金融庁では平成15年に 「リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム」 を策定・公表しました。また、各金融機関から 「リレーションシップバンキングの機能強化計画」が提出され、金融庁が半期毎にフォローアップすることとされています。 |