|
|
 |

| 通貨バスケットとは |
 |
通貨バスケットとは、ドルやユーロなど複数の他国通貨をバスケット(かご)に入れるように選び、このバスケットと自国通貨とを連動させて為替レートを決める制度です。バスケットは、相手国との貿易量などを反映させ通貨ごとに比重を決めて作られます。中国は2005年7月に、この通貨バスケット制を導入しました。
通貨バスケットのメリットは、為替レートの変動をある程度抑制することができることです。例えば、ある国がドル60%、ユーロ40%で通貨バスケットを作ったとすると、ドルが対ユーロで10%急騰しても、その国の通貨の対ユーロ上昇率は数%にとどまります。その国の輸出入価格に与える影響はドルだけの単一通貨と連動させた場合と比べ小さくなります。
通貨バスケットは、固定相場制からの移行手段としてメリットは多いのですが、どう使うかはその国によって異なります。参照する通貨名と比重、計算方法を固定しバスケットの透明性が高い国もありますが、中国やシンガポールなどはバスケットの詳細を明らかにしていません。 |
| 通貨制度の主な動き |
|
|
内容 |
1971年 |
ニクソンショック(米国がドルと金の交換停止を発表)
スミソニアン協定(ドルの切り下げ合意) |
73年 |
日本 固定為替相場制から変動為替相場制へ |
85年 |
プラザ合意(日米欧の5カ国がドル高是正で協調確認) |
87年 |
ルーブル合意(為替相場安定を確認) |
94年 |
メキシコ通貨危機 メキシコ変動相場制へ |
97年 |
アジア通貨危機 タイなどが為替相場制見直し |
98年 |
ロシア通貨危機 ロシア変動相場制へ |
99年 |
ブラジルが変動為替相場制へ |
2002年 |
ユーロ紙幣・硬貨流通開始 |
05年 |
ロシア通貨バスケット制導入 |
|
(平成17年7月31日日本経済新聞参照) |
|
|