ニートとは「Not in education, Employment or Training」の頭文字をとったもので、 学校を卒業した未婚者で、仕事に就かず、家事もしていない15歳から34歳までの若者 のことをいいます。2004年版の労働経済白書によれば、その数は2003年には 52万人 (前年比 4万人増)にものぼります。これは日本に限った話ではなく、先進諸国に共通する問題のようです。ニートという言葉は90年代後半に英国で使われ始め、現在では欧州全体の政策課題となっています。日本では従来フリーターの存在が問題視されてきましたが、フリーターは労働意欲がある分まだましともいえます。ニートにを早くから問題視してきた英国では、全省庁で実態調査し、国を挙げて一致協力するシステムを組んでいます。
わが国でもニートを防ぐため、国の政策として国民の労働に対する意識改革を図ることが必要です。働こうとしない若者に単に職業指導や就職斡旋をするのではなく、働くことの意味、労働を通じて自分自身を育み、豊かな人生を送ることの価値を理解し実践するよう働きかけることが大切です。 |