顔や声、指紋など体の特徴で人を見分ける「生体認証」(バイオメトリクス)の技術が急速に進歩し、本格的な普及に向けた動きが広がっています。生体認証は通常のパスワードの代わりに、本人の生体的特徴や特性といった、個人特有の情報を利用して本人確認を行います。
盗聴や“なりすまし”が事実上不可能なため、現時点でもっとも確実な認証方式です。パスワードのような文字列でなく、指紋のような個人の生体的特徴を利用するため、原理的に“なりすまし”がしにくいのです。
指紋の他には、網膜、人相といった各個人固有の身体的特徴をもとに本人認証を行ないます。その他に、掌紋、手の甲の静脈パターン、目の虹彩や声紋や顔の特徴等が研究されています。
東京三菱銀行は、手のひらの静脈で本人確認する生体認証を取り入れたクレジットカード機能付きICキャッシュカードの「年会費無料版」を四月から発行すると発表しています。実用化はもう始まっているのです。
|