中小企業お役立ち大百科

輸出貿易ビジネスモデルの形態

 前項は、海外販路開拓の手法のうち、多くの中小企業の方々が目指される基本的な形態として、輸出ビジネスを例に、海外販路開拓の5つのステップについて説明しました。

 本項は、輸出ビジネスにも、色々な形態があることをご理解いただきたいと思います。どの形態をとるかは、企業の海外ビジネスに対する知識/経験、取扱商品、対象とする海外市場の状況等によって判断/決定しなければなりません。

 もっとも簡単で、直ぐにでも実行可能な形態は、国内の専門商社などを通じた間接輸出による海外市場への輸出販売です。商品が海外市場に向けて輸出されますが、皆様方にとっては、実質的に国内取引ですので、直接的には、為替リスクなどの心配はいりません。
次に、一般的な輸出取引ですが、皆様方が、海外のエンドユーザーに直接輸出販売するか( BtoC )、或いは、海外の代理店などを経由してエンドユーザーに販売( BtoB )することになります。この場合は、皆様方が、直接、価格/貿易条件などの輸出販売に関わる各種条件を交渉しなければなりません。輸出手続きなども、皆さま方が輸出者として対応しなければなりません。自社で対応出来なくても、国際輸送を行っている企業に委託することも可能です。
人的/資金的な経営資源の制約や、輸出貿易実務の知識/経験が少ない場合でも、商業サイトを活用した越境EC(インターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引)であれば、各種手続きを商業サイトが行ってくれるので、比較的簡単に、輸出取引を開始することができます。
もう既に海外への輸出販売をおこなっている企業のなかには、自社で直接海外市場に販売して行こうとステップ・アップされる企業もあります。その場合には、当該海外市場に、自社の支店や現地法人を設立する形態に移行し自社の社員も送り込み、本格的な海外販路開拓を行うこととなります。

 いずれの場合でも、輸出貿易実務について習得されることが重要になりますので、前広に学習されることをお勧めします。日本貿易振興機構(ジェトロ)、東京商工会議所、東京都中小企業振興公社などで行うセミナー、日本能率協会マネジメントセンターの通信教育、ジェトロのイーラーニングなどをお勧めします。

日本貿易振興機構(ジェトロ)貿易実務オンライン講座
https://www.jetro.go.jp/elearning/

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