中小企業お役立ち大百科

借入による資金調達【デットファイナンス】

デットファイナンスとは、負債によって資金調達をすることを言います。
負債としての資金調達であるから、貸借対照表の負債の部に掲載されます。
借入金ですから、返済はしなければなりません。

1.金融機関による資金調達の方法

(1)銀行融資

最も一般的な資金調達方法は銀行から融資を受けることです。

  • 信用保証協会の保証付融資
  • 銀行独自に融資するプロパー融資

(2)政府系金融機関による融資

  • 日本政策金融公庫:政府100%出資の政策金融公庫
  • 商工組合中央金庫:政府と民間が共同で出資した政府系金融機関

(3)地方公共団体の制度融資

都道府県や市区町村が設けている制度融資のことです。
取扱金融機関に融資のあっせんを行います。

(4)信用保証協会の保証付融資資

金融機関の融資に対して信用保証協会が保証する形で融資します。

(5)手形割引

企業は商品やサービスを提供した時、約束手形や為替手形を取得する時があります。
手形の支払期限が長い場合、資金化まで資金繰りが厳しくなることがあります。この場合、手形を銀行に売却して早期に資金調達が可能になります。

2.その他の資金調達

(1)社内預金制度

社内預金制度とは、社員が会社に預金する制度を言います。会社は社員からお金を調達する形になります。一般的に会社は銀行預金より高い金利を社員に支払っています。
これを導入するには社員と会社の信頼関係が必要ですが、導入すれば社内のモチベーションも高まると考えます。

(2)不動産担保ローン

不動産を担保としたローンです。銀行やノンバンクが資金を提供しています。一般的に担保の掛目は不動産評価の70%程度とされています。

(3)借換一本化

複数の借入金がある場合、毎月の返済負担は多額になるのが一般的です。複数の借入金を一本化し、更に純粋に増加した借入額を追加して資金調達をすると共に返済負担の軽減を図ります。
制度融資やプロパー融資の借換一本化等がありますが、プロパー融資の借換一本化の場合は銀行との信頼関係を築くことが重要です。

(4)役員等による借入

役員等が会社に貸し付けて資金調達をすることを言います。
貸借対照表の負債の部を見ますと役員等による借入金がよく見かけられます。
資金繰りが厳しくなった時に役員報酬を一旦出して、会社へ貸し付ける方法です。
安易に出来るため何時の間にか数千万円、億円に達することがあります。
会社の役員交代や役員に相続が発生した時に問題になることがありますので慎重に行う必要があります。

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