中小企業お役立ち大百科

銀行プロパー融資

 プロパー融資とは、銀行が行う融資のことをいい、信用保証協会を通さず、直接借入人と銀行が契約を交わしてお金を借りる融資のことを言います。銀行の事業者向け融資にはビジネスローンなどがありますが、融資要件や審査の方法が違う為プロパー融資とは異なります。

 信用保証協会を通す融資を一般的に制度融資と言います。東京都では東京都中小企業制度融資があり、各区などが行う地方自治体独自の制度融資があり、その殆どが信用保証協会を通じて銀行が事業者に融資を行います。銀行が信用保証協会を通じて融資する場合、信用保証協会が銀行に対し100%(責任共有制度対象外)又は80%(責任共有制度)保証しますので銀行は安心して融資することが出来ます。

 その反対にプロパー融資は信用保証協会を通さないで、直接借入人と銀行が契約を交わしお金を融資します。この場合、銀行は100%の責任を負って融資を行いますので、万が一借入人がお金を返済できなくなると、その損失は銀行が100%負担しなければなりません。
融資する際、銀行は不動産などを根抵当権などとして保全を図り、担保価値の範囲で貸付・返済などを随時行うケースもあります。

 事業としてある程度の実績や信頼が無いと銀行の審査を通して貰えないため、創業したての中小企業者やベンチャー企業などはプロパーで融資を受けることは困難と言えます。

 プロパー融資のメリットは、保証料が必要でなく、借入金額に限度が無い点が挙げられます。(但し、金融機関の形態により1企業に対して限度を設けている銀行もあります。)

 信用保証協会を通じてお金を借りる場合は、信用保証協会が保証人となる為、保証料を払わなければなりません。例えば1例ですが12,000千円を保証期間2年で分割返済した場合、信用保証料は165千円程度になります。

  • ●プロパー融資を受ける為には会社の財務内容の良化が重要です。
    • 毎期経常利益を計上しているか。
    • 税引き後の純利益を確保しているか。
    • 純資産は会社の規模に比べ適切であるか。等々
  • ●銀行との実績作りは財務内容の健全化の他に重要なことがあります。
    • 会社の決算報告書が出来たら、社長が銀行を訪問し決算内容を報告します。
    • 会社の業績が良かった場合、何故良かったのか説明します。
    • 会社の業績が悪かった場合、何故悪かったのか説明します。
    • その上で今期の見通しなど経営方針などを説明します。

 銀行も人、会社も人です。人と人の信頼関係が銀行との結び付きを強固にします。
信頼関係を築くことでプロパー融資など銀行から支援を受け易くなります。

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