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琵琶 四世 石田不織(いしだふしき)(石田勝雄)
石田琵琶店・虎ノ門三丁目

日本広しといえど、すべて手づくりで琵琶をつくる職人は唯一ここ虎ノ門の石田不識さんだけになってしまいました。

石田さんが四代目『石田不識』を継いだのは昭和45年。この年に三代目が急逝、琵琶製造が止まってしまいました。三代目のお得意先や琵琶の師匠たちからは、新規の琵琶や修理などの依頼が多く寄せられ、三代目のご息女と結婚していた大工の石田さんが継ぐことに。まだ30代初めのことでした。

「まさか、おれが四代目を継ぐことになるとは思っていなかったよ。だって先代から技術を仕込まれたっていうわけじゃないんだもの。糸巻などの細かい部品は、見よう見まねで手伝っていたこともあったけど、まったくの暗中模索。しかし、継ぐからには半端なものはつくれない。とはいえ、もともと大工だから琵琶の形をつくるのは、さほど苦労ではなかったんだな」

ところが、ここからが苦労の連続であったといいます。

「形はできるんだけど、理想の音がなかなか出ない。琵琶の先生に音をうかがったり、琵琶の演奏会に足を運んでは耳を養ったなあ。3年くらい続けたろうか。琵琶は演奏者の声とのバランスも大切なんだ。昔の名器といわれる音に近づけるのは、並大抵のことではない。いまだに出来上がった琵琶に弦を張って音を出すときは緊張するよ」という石田さん。得意とする薩摩琵琶のほかに、平家・筑前・雅楽と4つに大別される琵琶は、それぞれに音が違います。職人に求められるのは、それぞれにいい音を出すための材料の見極めの確かさであるといいます。材料である桑の木は、最低10年は自然乾燥させて十分に枯れきったものを使いますが、すべてが使えるという保証はなく、購入した桑の木のほとんどが使い物にならなかったということもありました。それだけに産地である御蔵島までご夫婦で赴き、桑の木を検分して買付けます。現在、五代目となる息子さんは、桑の木の乾燥を管理しています。

 
琵琶 起源はペルシャ、インド、ベトナムであるといわれています。中国・朝鮮半島を経由して、奈良時代に日本に伝来し、独自の発展を遂げました。





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