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額縁(大江洋一)
(有)大江額縁店・六本木四丁目

六本木交差点を溜池方面へ10分ほど歩いた左手に伝統的な額縁をつくるお店があります。古くから六本木通りに店を構える大江額縁店です。

「むかしはこの通りは新興商店街で、ベット屋さんや帽子屋さん、靴屋さんなどハイカラと呼ばれる商品を扱うお店がたくさんあったんです。当時は額縁もハイカラな商売で、学生のころは『洒落たものをつくってるんだぞ』なんて自慢に思いながら、親父の手伝いをしていました」と二代目となる大江洋一さん。

額縁づくりの初期は、それまで寺社や仏閣の屋上や鳥居などに掲げられた“篆額”(てんがく)が基礎となっていました。ですから、洋画家の指示によって指物師が木枠をつくり、仏師がそこに彫刻を施し、塗師が漆塗り仕上げをするという工程をとっていたのです。それを分業ではなく、額縁専門に一貫製作する工房がつくられたのは明治25年のことでした。
  
「先代の親父は、そこで修行していたんです。当時、額縁づくりは手探り状態。画家も職人も、それぞれが勉強しながら発展させていったそうです」

大江さんの額縁の特長は、模様の技巧に優れたヨーロッパ風のもの。重厚で品格が感じられます。

「でもね、額縁は主張してはいけない。あくまでも画を引き立たせなくてはだめなんですよ。画を入れる人の思いに合っているかどうかが肝心」このバランスは、長年の経験と職人としての感覚がものをいうところでもあるといいます。

大江さんが以前に手がけた額縁を名画展や美術展で見ることも多いといいます。「うん、そんなときは職人冥利につきるよね。ああ、気に入ってくださってるんだな、と実感できますからね」

既成の額縁が主流になりつつある昨今の傾向について「ある意味では現在は過渡期かもしれないね。だから三代目の息子は時代に合った商売をすることになるでしょう。でも、手づくりのニーズがあるからには、つくり続けますよ」と大江さん。頑固な職人魂はこれからも健在です。

 
額縁 洋画のための額縁が日本でつくられるようになったのは、明治になってからのことです。洋画家の勧めで、職人が芝愛宕町に額縁づくりのための小工場を建てたのが最初だといわれています。





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